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第207号 平成20年10月3日
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◆  経営のヒント〜ドラッカーのナレッジ◆     ◆  ◆
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ついに始まった!その情報に触れたとき背筋がゾクゾクしました。
2008年9月15日は、歴史に深く刻まれる日になると思います。
リーマン・ブラザーズの破綻に続く金融不安がそのトリガーとなるでしょう。
時代が変わる引き金です。
1965年頃から続く「断絶の時代」の最後の地殻変動的な変化が起こっています。
その状況を予見した一文が今日の一言です。
今日から読み始める、『ポスト資本主義社会』の冒頭の名文です。

<ドラッカーの一言>
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西洋の歴史では、数百年に一度際立った転換が起こる。
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『ポスト資本主義社会』 1993年 ダイヤモンド社より

「世界は歴史の境界を越える。社会は数十年をかけて次の新しい時代に備える。
世界観を変え、価値観を変える。社会構造を変え、政治構造を変える。
技術と芸術を変え、機関を変える。やがて五〇年後には新しい価値観が生まれる。
この境界を越えた世代にとって、祖父母の生きた世界や父母の生まれた世界は想像すらできないものとなる。われわれはいま、そのような転換期を経験しつつある。
この転換がポスト資本主義社会を創造する」

と、一氣に今日の一言に続く文章を引用してしまいました。
ここに語られている状況が今なのです。
そして最終局面が先月、我々の前に姿を現しました。これは始まりに過ぎません。
次の新しい時代へ移行するために必要な変動です。
この本は1993年に書かれていますが、日本版に寄せてこう書いています。
「日本は、明日の経済と社会にとって決定的というべきこの重大な課題に、関心さえもたないかに見える」と。つまり準備が無いと指摘しているのです。
「この重大な課題」とは、何でしょうか。それは知識労働者の生産性の問題です。
日本は、未だ1920代にルーツを持つ産業に依存していると指摘しています。
自動車、エレクトロニクスがこの産業にあたります。
トヨタが世界一について僅か一年で産業自体の転換点を迎えています。
長く世界一の座にあったGMは、今や瀕死の状態です。
こぞってインドの自動車産業に学ぼうとしています。
環境、資源不足などを背景にした地殻変動的な産業変化です。
これから自動車産業に代表される20世紀型産業は、大変革期を迎えます。
この著書が書かれた1993年といえば、15年前です。
ウインドウズ95がまだ世の中に現れていない時代です。
インターネット普及は皆無といっていい状態です。
そして今、世界では情報産業やバイオ産業に代表されるポスト資本主義社会型、知識集約型産業が隆盛を極めています。この点において日本は、遅れをとりました。
今こそ頭の中を180度シフトさせることが求められています。
これまでもその様なことを言われ続けてきましたが、これから起こることは数百年に一度、少なくみても百年に一度のことです。昨日の頭は、明日には通用しない時代です。
本当に通用しなくなります。キーワードは、知識社会、知識経済、知識労働者、知識です。
知識の真の意味を知り、活用しない者は、市場から姿を消します。
一方で大変化の時代は、大きな機会が現れます。
チャンスをつかむ者と呆然と見送る者に別れます。
格差社会は結果ですが、原因は知識の活用の差によります。
今日から数回は、頭をどのように切り換えていけばいいのかを一緒に読み解いていきたいと思います。



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